一之宮貫前神社

一之宮貫前神社(群馬県富岡市一之宮)

 

群馬県富岡市一之宮に鎮座する、1400年以上前の安閑天皇元年(531)に物部姓磯部氏により創建された、歴史のある神社です。

 

御祭神は、刀剣の神である「経津主神(ふつぬしのかみ)」と、養蚕機織の神とされている「姫大神(ひめおおかみ)」の2柱です。

 

現在の社殿については、徳川三代将軍家光公の命により寛永十二年(1635)に造営されました。江戸初期の華麗な総漆塗り極彩色だけでなく、本殿の構造が単層二階建の「貫前造」という社殿形式であることなどから、本殿(昭和25年)及び拝殿・楼門(昭和51年)は国の重要文化財に指定されています。

 

また、社殿の配置が独特で、社殿が境内入り口よりも低い位置にある「下り宮」となっており、熊本県の草部吉見神社と宮崎県の鵜戸神社と共に日本三大下り宮とされています。